【11月19日 AFP】ぜんそくと診断されたカナダ人のうち、3分の1は医師が誤診したものである可能性が高い――。カナダの医学雑誌「Canadian Medical Association JournalCMAJ)」上で18日発表された研究報告で明らかになった。

 この研究では、「医師がぜんそくと診断した人の約3分の1が、ぜんそくではなかった」とされ、「調査の結果、カナダなどの先進国では、簡単にぜんそくと診断される傾向が強い」と指摘。ぜんそくの症例が増えているのは、適切な検査が行われていないからだとしている。

 こうした誤診のおかげで、世界中で数百万人もの人がぜんそくの治療のために、高価な医薬品を服用したり、不必要に生活を変えている可能性があるという。(c)AFP/Michel Comte