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改造した免疫細胞で小児がん治療に効果、米研究チーム

  • 2008年11月03日 19:07 発信地:パリ/フランス
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DNAの二重らせん構造を示すイラスト。(c)AFP

【11月3日 AFP】米ベイラー医科大学(Baylor College of Medicine)の研究チームは2日、がん細胞に対する攻撃力を高めた特殊な免疫細胞による治療を神経芽細胞腫という小児がんの少数の患者グループに試したところ、その半数で効果が見られたとする研究成果を発表した。

 神経芽細胞腫は神経系を攻撃する比較的珍しい病気だが、小児がんの7%、がんによる未成年者の死亡例の15%を占める。

 マルコム・ブレナー(Malcolm Brenner)氏らの研究チームは免疫細胞であるTリンパ球を利用した。Tリンパ球は自然な状態では生存期間が短く、また腫瘍の中のがん細胞を標的にする分子を持っていない。研究チームはこの2点を克服するため、無害で一般的な「エプスタイン・バー・ウイルス」というウイルスに自然に感染した免疫細胞に操作を加えて神経芽細胞腫の細胞に見られる特殊なタンパク質の受容体を発現させたところ、Tリンパ球が腫瘍を攻撃するようになった。

 3歳から10歳の神経芽細胞腫の患者11人で調べた結果、この免疫細胞の生存期間は最大で18か月に延びた。また5人でガン細胞の消退がみられ、1人ではがんが完全に消失したという。研究チームは、ほかのがんについても同じ効果が得られるか研究を進める予定だ。

 論文は、英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」電子版に発表された。(c)AFP

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