【11月1日 AFP】中国国営メディアは10月31日、有害物質メラミンが卵や牛乳から検出された問題について、与えられた飼料が原因となった可能性があると報じた。

 英字紙チャイナ・デイリー(China Daily)は社説で、「飼料業者は業界ぐるみで、農家の生産コスト引き下げとタンパク質の含有量維持の求めに応じ、問題と知りながらメラミンの添加を続けてきたようだ」と伝えた。

 上海日報(Shanghai Daily)は、市当局が魚の養殖業者100社以上に対し、メラミンが飼料に混入しているか検査するよう命じたと伝えた。

 今年8月に中国政府が乳製品への混入の事実があったと認め、大きく報じられたメラミン問題が、今回初めて魚介類の食の安全にも飛び火した。(c)AFP