【9月20日 AFP】(写真追加)中国で乳児用の粉ミルクや乳製品から化学物質メラミンが相次いで検出されている問題で、丸大食品(Marudai Food)は20日、同社製品に使用された中国メーカーの牛乳にメラミンが混入していた可能性があるとして、製品の自主回収を始めた。

 同社によると、菓子などの原料として、メラミンの混入が確認された中国大手乳製品メーカー「伊利(Yili)」の牛乳が使用されていることが判明したため、予防措置として自主回収を決定したという。

 同社の広報担当者は、製品が実際に化学物質に汚染されているかは分からず、仮に含まれていたとしてもごく微量だと確信しているが、倫理的な理由から自主回収を決めたと明らかにした。

 工業用の化学物質メラミンは、通常プラスチックの製造に使用されるが、中国の大手乳製品メーカーが製造する乳児用の粉ミルクに混入していることがまず発覚し、その後、中国の大手乳業会社の牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなどからも検出されている。(c)AFP

参考:丸大食品のサイト