フランスのカン(Caen)で撮影した避妊薬の錠剤(2005年8月2日撮影)。(c)AFP/MYCHELE DANIAU
【8月26日 AFP】中高年女性の更年期症状や性生活の改善にホルモン補充療法(hormone replacement therapy、HRT)が有効だとする研究結果が22日、英医学誌「British Medical Journal(BMJ)」の電子版で発表された。
研究を行ったのは、更年期女性のHRT研究では世界最大の国際団体「WISDOM(Women's International Study of long Duration Oestrogen after Menopause)」。
オーストラリア、ニュージーランド、英国で、60代を中心とした閉経後の女性2130人に、エストロゲンとプロゲストゲンのHRTを行ったところ、のぼせ、寝汗、不眠、関節痛が減少するなど、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ、QOL)の改善がみられたという。
その割合は、のぼせが1年間で30%から9%へ、不眠は45%から35%に減少した。また、実験の開始時には63%が関節痛や筋肉痛を訴えていたが、その割合も57%に減少した。
研究を主導した豪アデレード大学(University of Adelaide)のアリステア・マクレナン(Alastair MacLennan)教授によると、性的能力も改善したという。
マクレナン教授によると、のぼせなど更年期障害の症状がなかった女性についても、HRTにより、わずかながらQOLの改善が見られたうえ、不眠、性的能力、関節痛は大幅に向上したという。
閉経女性へのホルモン療法は、脳卒中、血栓、乳がんなどのリスクも指摘されおり、功罪両面から論争の的となっている。(c)AFP






