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高齢者の転倒防止に向精神薬「リタリン」が有効、米研究結果

  • 2008年07月29日 18:45 発信地:ワシントン D.C./米国
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中国・陝西(Shaanxi)省で、逆立ちなどをして元気さをアピールする高齢者の人たち(2008年7月24日撮影)。(c)AFP

【7月29日 AFP】多動児に処方されることもある向精神薬「リタリン(Ritalin )」が、高齢者の転倒防止に有効とする研究結果が、米老年医学会誌(Journal of the American Geriatrics Society)に掲載された。

 研究は、自活能力のある健康な高齢者26人を対象に、老化における認識能力の改善を目的として行ったもの。

 高齢者をプラシーボ(偽薬)とリタリンを処方するグループに分け、椅子から立ち上がり、3メートル歩行して、また椅子まで戻って腰掛けるという動作をさせたところ、リタリンを処方された高齢者は動作も機敏で速度も一定していたという。

 研究を主導したイスラエルのテルアビブ大学(Tel Aviv University)医学部のジェフリー・ハウスドルフ(Jeffrey Hausdorff)教授によると、リタリン1錠で十分に歩行が安定し転倒リスクが軽減されたという。
 
 ハウスドルフ教授は、転倒で腰部を骨折した高齢者の半数以上が、1年以内に転倒が元で死亡しているという調査結果もあることから、リタリンにより転倒リスクを低減させるという発想「興味深い」と語る。しかし、その一方で、同教授はリタリンを広く処方することは現段階では時期尚早との考えを示した。(c)AFP

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