南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)にある国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)の医療施設で、処方された抗レトロウイルス薬(ART)を日付ごとに仕分ける患者(2004年7月5日撮影)。(c)AFP/ANNA Zieminski
【7月25日 AFP】抗レトロウイルス薬(ART)の導入でHIV感染者の死亡率が約40%減少し、平均寿命が約13年伸びたとする研究結果が25日、英医学誌「ランセット(The Lancet)」に発表された。
抗レトロウイルスは3種類以上の抑制剤を組み合わせて用いる療法で、1996年から導入された。HIVを完治させることはできない。
今回の研究は、ARTの効果に対する検証としては最大規模のもので、カナダのサイモンフレーザー大学(Simon Fraser University)のロバート・ホッグ(Robert Hogg)教授が主導。1996年から2005年にかけて、3段階にわけて欧州、カナダ、米国のHIV感染者3万3000人以上を対象に実施した14の検証例を報告した。
これによると、検証開始時には36.1歳だった感染者の平均寿命が、終了時には49.4歳までに伸びたという。また、以前は死に至る病だったHIV感染が、抗レトロウイルスの開発により長期慢性疾患の一種となったと評価している。
このほか、感染後の早い段階で抗レトロウイルスを処方され、CD4陽性T細胞の数値が高いほど、寿命が延びると指摘している。(c)AFP
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