関連情報世界のがん研究
米カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)の研究室で、顕微鏡のステージに置かれた幹細胞培養液(2006年8月25日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Sandy Huffaker
【7月23日 AFP】腫瘍(しゅよう)に対する免疫反応を活性化する植物由来のがんワクチンを開発したと、スタンフォード大学医療センター(Stanford University Medical Center)の研究チームが21日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した。このワクチンは、患者の腫瘍のタイプに合わせて作製することが可能だという。
チームは、不治の病とされるB細胞性の濾胞性リンパ腫と診断された患者16人にこのワクチンを投与した。すると、深刻な副作用を呈した患者は1人もおらず、免疫反応が活性化された患者は70%以上にのぼった。
このワクチンがネズミのがん細胞を破壊することは既に確認されている。チームは、ヒトのがん細胞をも破壊するかは不明としながらも、こうした技術を応用して、一部の悪性腫瘍に対する治療につなげたいとしている。
植物由来のがんワクチンの臨床試験が行われたのは今回が初めて。動物またはヒトの細胞を使用したがんワクチンの臨床試験では、一定した結果は得られていなかった。(c)AFP
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