【6月11日 AFP】ニューヨーク市(New York)に住む大人の4人に1人が陰部ヘルペスの原因ウイルスを持ち、アフリカ系米国人ではその割合が約50%に跳ね上がるという公式調査結果が明らかになった。

 同市保健局が行った調査によると、性交で感染する単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)の感染者が人口に占める割合は、全米の19%に対してニューヨークでは26%にのぼった。男女別では、男子の19%に対し女子は36%。人種別では白人の14%に対し黒人では49%だった。

 感染者の大半は、性器に痛みを伴う炎症を周期的に起こすと訴えている。同局の幹部は「陰部ヘルペス自体は深刻な問題を起こさないことが多いが、これに感染するとHIVの感染拡大を招く恐れがある」として、陰部ヘルペス感染予防策としてコンドームの着用を奨励した。(c)AFP