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心臓の弱い人はサッカー観戦に要注意、欧州の医療関係者らが指摘

  • 2008年06月02日 13:28 発信地:パリ/フランス
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米カリフォルニア州カーソン(Carson)でサッカーを観戦するファン(2007年6月7日撮影)。(c)AFP/Robyn BECK

【6月2日 AFP】サッカーというと健康的な響きがあるが、あまり健康ではない観客にとってはその試合が文字通り「サドンデス(突然の死)」を招く可能性がある。7日に開幕する欧州選手権2008(Euro 2008)を前に、医療関係者らがこのような警告を行った。

 医療関係者は、大会期間中に心不全、妻への暴力、乱闘、飲酒運転による事故、うつ病、自傷、自殺などで病院にかつぎ込まれる患者が急増するとみて、受け入れ態勢を整えている。

 ドイツ南部のミュンヘン大学(Munich University)病院のウーテ・ビルバートランペン(Ute Wilbert-Lampen)氏は、「ゲームが重要であるほどリスクも大きくなる」と語る。

 実際、2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会中、会場となったミュンヘンの都市圏では、男性の心不全、動悸の発生件数が通常の3倍以上に、女性では2倍になったという。 

 件数は、ドイツが準々決勝でアルゼンチンに勝った試合、および準決勝でイタリアに負けた試合で、跳ね上がったという。

 こうしたことから、一部の専門家は心疾患のリスクが高い人や心臓発作を起こした患者に対し、重要な試合を見ないようアドバイスしている。
 
 また、ペナルティーキックがリスクをますます増大するという調査結果も報告されている。英バーミンガム大学(University of Birmingham)の研究者らは、1998年のワールドカップでイングランドがアルゼンチンにPK戦で敗れた当日、英国内で心臓発作の発生件数が25%上昇したとして、PK戦を廃止するよう大真面目に提案している。

 一方、英内務省によると、2006年W杯でイングランドの試合が行われた当日、イングランド、ウェールズでは夫による妻への暴力が通常より31%増加した。サッカー絡みの暴力は、ひいきのチームが敗れた時より勝った時に増える傾向があると、カーディフ大学(Cardiff University)のある研究者は指摘している。

 また、サッカーに限らず大規模なスポーツ試合は飲酒運転による衝突事故や、ファンが興奮または意気消沈して自傷行為を行うケースも増える。2005年2月のラグビー、6ネイションズ(RBS Six Nations)では、ウェールズがイングランドを負かしたあとに、「勝利の誓い」をたてるために自分の睾丸を切り取ったウェールズ人のファンがいた。(c)AFP
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