【5月7日 AFP】韓国農林省は7日、首都ソウル(Seoul)市内で確認された鳥インフルエンザは高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)型ウイルスによるものだと発表した。今年、ソウル市内で感染が確認されたのは初めて。

 鳥インフルエンザはソウル東部広津(Gwangjin)地区の鳥類の飼育小屋で確認されていた。検疫当局は、この飼育場のニワトリ、七面鳥、キジ計53羽と、近隣の公園とソウル南部の遊園地の家禽(かきん)類をすべて殺処分した。

 韓国で鳥インフルエンザが検出されたのは4月以降34件目。ヒトに感染した場合に高い致死性を持つH5N1型であることが確認されていない事例もある。

 鳥類への感染が確認された広津では、住民が感染検査のため病院に殺到しているが、ヒトへの感染は確認されていないという。(c)AFP