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麻薬常用者のためコンドームと注射器の自販機を設置、イラン政府肝いり

  • 2008年04月18日 10:07 発信地:テヘラン/イラン
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AIDS感染拡大を抑制する目的でパリ市内に設置された注射器の自販機(1994年12月1日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/PIERRE VERDY

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【4月18日 AFP】イランの首都テヘラン(Tehran)にある麻薬中毒者のための更生施設に、政府の肝いりでコンドームと注射器の自販機がまもなく設置される。エイズ(AIDS)や肝炎の蔓延を防ぐ狙いだという。同国のファルス通信(Fars)が16日伝えた。

 この計画を実施する国内の反麻薬運動団体によると、コンドームや注射器は包帯やばんそうこうとともに自販機で売られ、いつでもワンコイン(500リアル、約5円)で手に入ると言う気軽さで、薬物常用者のエイズや肝炎への感染を防ぎ、ひいては感染拡大も食い止められるという。

 自販機はまずテヘランの更正施設に5台を設置、3か月間の試用期間を経て、最終的に全国の施設に設置したいとしている。

 イラン政府は、国内の薬物乱用問題が深刻であることを認めている。同国の人口は7100万人だが、うち麻薬常用者は200万人と推計されている。

 イランはアフガニスタンで生産される大麻、ヘロイン、アヘン、モルヒネなどの密売ルートの中継点にあたり、毎年2500トンの薬物が入ってくる。うち700トンが国内で消費され、合成麻薬も出回るようになってきているという。

 ちなみに、イランの薬局ではコンドームは無料で手に入る。イランは1990年代、人口増加防止策として「2人っ子政策」を奨励し、家庭に避妊をすすめた。

 イラン政府は麻薬常習者について、すでに定員オーバーになった刑務所に収容するのではなく、「助けを必要としている人々」として扱うように方向転換をした形だ。(c)AFP

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