【2月25日 AFP】中国保健当局が8月の北京五輪を機に禁煙社会をめざす方針を打ち出している。同国では毎年100万人が喫煙関連の疾病で死亡している。
中国の喫煙人口は全人口の26%にあたる約3億6000万人。世界の喫煙人口の3分の1を中国が占めている計算だ。
中国では現在も、公式、非公式を問わずあらゆる場で、初対面の人々が打ち解けるためにタバコが一役かっている。こうした場面では、勧められたタバコを断るのは非礼とされてきた。
さらに、アテネ五輪の110メートルハードル金メダリストで世界チャンピオンの劉翔(Liu Xiang)選手が中国タバコ「Baishan」の広告に出演したほか、サッカーやバスケットボールの選手らがハーフタイムにタバコをくゆらす光景はごく一般的なものだ。
一方で、コミュニケーション学が専門のレン・メンシャン(Ren Mengshan)氏など、北京五輪を機に健康のための禁煙を中国の人々に呼びかけるよう、政府に求める声もあがっている。
北京五輪組織委は、北京五輪会場および関連施設を全面禁煙とするほか、8月の五輪開催中は公の場でも喫煙を禁止とする方針を発表している。
さらに北京市内の宿泊施設の7割で全館禁煙が実施されているほか、前年10月からはタクシー運転手にも営業車内での禁煙が課せられている。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)の前年の統計によれば、中国でのタバコを原因とする疾病による死者数は100万人。WHOは、このままでは2020年までに年間の死者数が220万人に達する恐れがあると警告している。(c)AFP/Francois Bougon
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