
【2月8日 AFP】10代の父親を持つ新生児は早産や低出生体重などの危険性が高いとする研究が7日、オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)発行の「ヒューマン・リプロダクション(Human Reproduction)」誌に発表された。生後死亡する確率も高いという。
カナダ、オタワ大学(University of Ottawa)のマーク・ウォーカー(Mark Walker)教授率いる研究チームは、1995年から2000年にかけ米国の生児出生261万4966件について調査を行った。出生時に問題を引き起こしうる受精能の低下の影響を最も受けにくいことから、研究対象は20-29歳の女性を選んだ。また、多胎児出生は除外した。
すべてのケースにおいて、父親の年齢、人種、胎児の検診、出生体重についての完全な情報を入手することができた。
調査の結果、10代の父親を持つ新生児は早産の割合が15%、低出生体重の割合が13%、生後4週間以内に死亡する割合が22%高いことが分かった。さらに生後4週から1年の間の死亡率は41%に上った。
一方で、40歳以上の父親を持つ新生児にそのような傾向は見られなかった。このことから今回の研究は、「高齢出産は胎児の死亡や新生児の健康障害の発生率を高める」とする通説を覆す結果となったといえる。従来研究では、新生児に与える男性側の影響はほとんど考慮されていなかった。
共同著者で同大学のShi Wu Wen氏は「父親の年齢が新生児にマイナスの影響を与えることは生物学的にはあり得ることだ」と、未熟な精子が子宮内の胎盤形成に悪影響を与える可能性があるとする既往研究に言及して説明した。
同時に、若い父親ほど貧しい家庭出身で教育が欠如している傾向にあり、胎児の不適切な管理、ドラッグ使用、過度の喫煙・飲酒などの恐れもあるとして、社会的要因が関係している可能性についても指摘した。(c)AFP
ヒューマン・リプロダクションの公式HP(英語)








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