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3人のヒトのDNAを使った胚の作製に成功、英研究報告

  • 2008年02月06日 13:26 発信地:ロンドン/英国
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2004年6月24日にオーストラリア・シドニー(Sydney)の体外受精診療所から提供された、5日間成長したヒトの胚(はい、上)とそれから成長した幹細胞(下)の写真。(c)AFP/SYDNEY IVF CLINIC

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【2月6日 AFP】(2月7日 一部訂正)英ニューカッスル大学(Newcastle University)の研究チームが5日、女性2人と男性1人のヒトのDNAを使った胚(はい)の作製に成功したと発表した。遺伝的疾患の治療法開発への応用が期待される。

 研究チームは、体外受精(IVF)に適さない胚10個の問題のあるミトコンドリア細胞を、別の女性ドナーから提供された健康な細胞と入れ替えたところ、5日後、これらの内の1つが移植に成功していた。

 ミトコンドリアは体内のエネルギー供給において重要な役割を果たす一方、損傷を受ければ、神経・筋肉系疾患、肝不全、失明、難聴、発作などの深刻な病気を引き起こす可能性がある。

 同大学のPatrick Chinnery教授(神経遺伝疾患)は「これらの病気は治療法がなく、多くの症例において患者は死亡している。研究の目的は神経系や筋肉に影響を与える深刻な病気を回避し、母親から子どもに遺伝することを防ぐことだ」と語る。

 5-10年後は、健康なミトコンドリアの移植が通常のIVF施術期間内にできるようになる見通し。ドナーから移植されたミトコンドリアは胎児の性質や外見にいかなる影響も与えないため、子どもは両親の特徴のみを引き継ぐことになる。

 一方、生命倫理組織のComment on Reproductive EthicsのJosephine Quintavelle氏は「生命の創造に手を出すべきではない。このような人間の子どもでの実験は許されざる行為だ」と非難している。(c)AFP

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