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経口避妊薬の卵巣がん予防効果は大きい、研究報告

  • 2008年01月25日 17:49 発信地:パリ/フランス
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1997年12月18日、枕元に置かれたピル(経口避妊薬)。(c)AFP/MYCHELE DANIAU

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【1月25日 AFP】ピル(経口避妊薬)は50年近く前に導入されて以来、約20万件の卵巣がんの発生を防ぎ、10万人を卵巣がんによる死から救ったとの研究結果が、26日に発行される英医学誌ランセット(Lancet)に掲載される。さらに今後10年、年間約3万人の卵巣がんの発症が防止できるという。

 研究はCollaborative Group on Epidemiological Studies of Ovarian Cancer(卵巣がんの疫学的研究を行う共同グループ)が、英チャリティー団体Cancer Research UKの資金援助により実施した。
 
 この数値は21か国、45の研究を基に算定された。これらの研究では、卵巣がんと診断された女性2万3000人と健康な女性8万7000人について調査が行われている。

 研究により、ピルを服用していた女性はしていない女性に比べて、卵巣がんにかかる危険性がずっと低いことが分かった。さらに、長期間服用するほどその危険性は下がるという。

 ピルを10年間服用することで、75歳未満の女性の卵巣がん発生率を3分の1、死亡率を30%下げることができるという。ピルの服用を停止してから30年たっても、効果は多少下がるものの、依然その恩恵は認められるという。

 長期にわたる研究の結果、卵巣がんについてはピル服用によって長期間の保護効果があることが明らかになった。

 一方、別の研究では、ピルの服用により、乳がん、頸(けい)がん、中枢神経系がんを患う危険性が著しく増加することが示されている。

 ランセットは論説欄で、ピルのがんの防止や生殖に関する健康にとっての恩恵は、危険性を大きく上回るとの見方を示し、販売を医師の処方せんによるものに限定するのではなく、店頭で購入できるようにすることを呼び掛けている。(c)AFP

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