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デング熱ウイルスを媒介する蚊が、アルプスを越えて北上

  • 2007年11月27日 13:17 発信地:ジュネーブ/スイス
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マレーシアのクアラルンプール(Kuala Lumpur)で、噴霧器を使い住宅に殺虫剤をまく作業員(2005年1月15日撮影)。(c)AFP/TENGKU BAHAR

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【11月27日 AFP】致死性の高いデング熱ウイルスを媒介する蚊、ヒトスジシマカがアルプス(Alps)山脈を越えて北上している。スイス・アールガオ(Aargau)州の衛生当局が26日、明らかにした。

 同州当局によると、これまで発見されたヒトスジシマカが、単体で生息していたのか現地で繁殖したものの一部であるかはまだ確認が取れていないという。

 ヒトスジシマカは、今年に入ってイタリア北部で160人以上が感染したチクングンヤ熱ウイルスも媒介するとされる。スイスでもアルプス山脈南部ティシノ(Ticino)州で発見されていた。

 チクングンヤ熱は、1952年にタンザニアで初めて確認された疾病。スイス保健省は、来年度からチクングンヤ熱を報告義務のある疾病に認定する予定だ。

 ヒトスジシマカは、フランス、スペインの一部、米国でも確認されているが、イタリアでのチクングンヤ熱の発生は熱帯地方以外では初とみられている。

 チクングンヤ熱はスワヒリ語で「曲げるもの」という意味で、その名の通り、関節炎により患者は背を丸めたような形になるという。また、熱や頭痛、筋肉痛を伴うが、死に至る例は少ないとされる。患者はアフリカ東部や東南アジア、インド亜大陸で確認されている。

 一方、デング熱はインフルエンザに似た症状を発症し、抵抗力の弱い子どもや老人が内出血で死亡することもある非常に危険な病気だ。

 9月にスウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)で開催された衛生関係者による会合では、欧州諸国はヒトスジシマカの繁殖を抑制する必要があるとしながらも、状況は急を要するほどではないと結論付けられていた。(c)AFP

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