【11月14日 AFP】英獣医当局は13日、アジアで大発生した高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)型と同型の可能性がある鳥インフルエンザが同国東部で発生したと発表した。これにより、英国の畜産業界は新たに大きな打撃を受けることになる。

 発生が確認されたのは東部ノーフォーク(Norfolk)州のディス(Diss)付近で、家禽(かきん)6000羽以上の処分命令が出された。この地域は12日、鳥インフルエンザ発生の疑いがあるとして隔離区域として指定されていた。

 環境・食糧・農村省(Department for Environment、Food and Rural AffairsDEFRA)はまた、サフォーク(Suffolk)州にある農園の半径3キロを保護区域に、同10キロを観察区域に指定した。

 同州では2月にもH5N1型の鳥インフルエンザが発生しているが、この時はウィルスが検出された同州ホルトン(Holton)近郊の農場で、七面鳥15万9000羽が予防措置として処分され、これにより英国産の家禽類の輸入禁止措置をとる国も出た。(c)AFP