
【11月13日 AFP】インド南部バンガロール(Bangalore)のスパルシュ病院(Sparsh Hospital)は12日、8本の手足を持って生まれた2歳の少女、ラクシュミ(Lakshmi)ちゃんの四肢分離手術後の回復は順調だと発表した。
4本の腕を持つヒンズー教の女神にちなんで名付けられたラクシュミちゃんは、母胎内で発育を停止した双子の姉妹と結合して生まれた。
結合双生児の中でも5万件に1件というまれなケースで、未発達だった部分から臓器なども受け継いでいるため、手術には危険が伴うとされる一方、このままでは10代まで生きられないだろうと診断されたことから、前週7日、27時間に及ぶ四肢分離手術を受けた。この種の手術がインドで行われたのは、ラクシュミちゃんが初めて。
手術を担当したSharan Patil医師によると、ラクシュミちゃんの容態は安定しているが、傷口に閉じるまで、まだ時間が必要だという。手術後、9日に人口呼吸器をはずしてからは、インドの主食ロティやパンなどの半固形食を食べているという。
ラクシュミちゃんは2日前から、病室で父親のShambhuさんや母親のPoonamさん、兄のMitheleshさんらと過ごしており、家族や病院職員らの呼びかけに笑顔をみせるなど元気な様子だという。
貧困層の多い東部ビハール(Bihar)州出身のラクシュミちゃんの両親は、当初、首都ニューデリー(New Delhi)の病院を訪れたが、ラクシュミちゃんへの手術は危険を伴ううえ莫大な費用がかかるとして手術を拒否され、すがる思いでバンガロールまでやってきた。
手術費用は240万ルピー(約670万円)だが、バンガロールの病院は全額無料で手術を行った。
まだ幼く抵抗力の弱いラクシュミちゃんを院内感染から守るため、治療チームは集中治療室(ICU)内での治療を続けているが、ラクシュミちゃんをICUから一般病棟に移す時期について、明日にも検討する見込みだという。(c)AFP
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