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肺がん治療に光、肺がん進行要因の遺伝子特定

  • 2007年11月05日 12:05 発信地:パリ/フランス
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DNAの二重らせん構造(c)AFP

【11月5日 AFP】肺ガンの原因とされる遺伝子異常を解析するプロジェクトで「遺伝子地図」が制作された結果、疾患進行の主要因となる遺伝子が特定されたとする研究報告が、4日の英科学誌『ネイチャー(Nature)』のインターネット版に掲載された。これにより今後、肺がん治療の進歩が期待できるという。

 同プロジェクトは国際的な「Tumor Sequencing ProjectTSP(がん解析プロジェクト)」の一環として、世界各地の研究機関が参加する合同研究チームにより進められているもの。

 ヒトがんの大半は細胞の遺伝子異変が原因だが、この遺伝子異変の性質や影響については、ほとんど解明されていない。

 研究チームは、肺ガンの症例の3分の1を占める肺腺がんに焦点を当て、肺がん患者から採取した500以上の腫瘍サンプルのDNA異常を調査。その結果、がん患者の細胞に多く見られる57種類の遺伝子変異が特定された。このうち少なくとも40種類は、今回初めて肺腺がんとの関連が判明した。

 研究を主導している米ハーバード大学(Harvard University)およびマサチューセッツ工科大学(MIT)のMathew Meyerson氏によると、肺がん遺伝子がこれほど幅広く大規模に研究されたプロジェクトはこれが初めてだという。「今後の研究の重要な基礎となるプロジェクトだ。肺細胞の成長を制御する重要な遺伝子もすでに突き止めている」と同氏は語っている。

 世界保健機関(World Health OrganisationWHO)によると、毎年130万人が肺がんで死亡しており、最も致死率の高い病気とされている。(c)AFP
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