2007年11月4日、アフガニスタンの首都カブール(Kabul)の保健省で、少女を抱きかかえるハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領。(c)AFP/MASSOUD Hossaini
【11月5日 AFP】アフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は4日、イスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)の支配から解放された同国では保健衛生分野が大きく進歩し、5年前と比べ、毎年約8万9000人の5歳以下の子どもの命が救われていると述べた。
アフガニスタンへの国際的な支援活動の成功を記念する式典に出席したカルザイ大統領は、医師や看護士、政府高官や国際組織関係者ら約700人の前で演説を行い、乳幼児の死亡率が世界でも極めて高いとされる同国では「他国では治癒可能な病気によって毎年25万人の子どもが命を落としており、まだまだ先は長い」と述べた。
保健衛生分野の向上は、カルザイ政権が成し遂げた大きな成功の1つと見られているが、1996年から2001年まで続いたタリバン政権により国は荒廃、農村部での医療サービスはほぼ皆無という状態に陥った。
今でも簡単な検査や健康診断のため、隣国のイランやパキスタンまで足を運ぶ人も多いのが現状だ。
式典で配布された保健省の報告書には、5歳以下の乳幼児の年間死亡率が2001年の1000人中257人から、2006年には約191人に減少したとする米ジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University)の調査結果が引用されている。
また同報告書によると、同省が委託した保健医療施設の査定調査により、2004年以降、医療サービスの全体的な質が25%向上したことも示されたという。
国内の8000世帯以上を対象に行われたジョンズホプキンス大学の調査では、妊産婦検診を受けた女性の割合が2003年の5%から2006年には30%まで増加したことも明らかになった。
また、現代的な家族計画を実行しているカップルの割合は3年間で5%から15%に増え、熟練した医療従事者のケアを受ける女性の割合も5%から約19パーセントに伸びているという。(c)AFP

