【9月14日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は13日、世界の5歳未満の乳幼児の死亡数が2006年、初めて1000万人を割ったと報告した。
ユニセフによると、2006年の乳幼児の死亡数は970万人と過去最低を記録し、1990年の1300万人から大きく低下。「乳幼児の生存率は着実に改善されている」と評価している。
特に死亡数が大きく低下したのは中南米・カリブ海地域、中・東欧、独立国家共同体、東アジア、太平洋の各国と、アフリカの多数の地域。
ユニセフのアン・ベネマン(Ann Veneman)事務局長は「これは歴史的な出来事」と評し、「この成功を土台に、ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals、MDGs)の達成を目指す」と意気込みを述べた。
ミレニアム開発目標には、2015年までに5歳未満の乳幼児の死亡率を1990年の3分の1にすることも含まれている。
乳幼児の死亡率低下の理由としてユニセフは、母乳育児、はしかの予防接種、ビタミンAの補給、マラリアを予防するための蚊帳の普及など、基本的な保健衛生対策が普及したことを挙げた。
ただし、ベネマン事務局長は現状に満足することに危機感を持っており、「毎年970万人の若い命が失われるということは受け入れがたい。そのほとんどは防ぐことができ、最近の改善状況が示すとおり、解決策は実証済みだ」と語った。(c)AFP
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