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「着色料や保存料などの添加物と多動症の関連性」英国の研究グループが発表

  • 2007年09月07日 08:46 発信地:パリ/フランス
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フィリピンのマニラ市内にある菓子小売店の店頭に並んだお菓子(2007年7月18日撮影)。(c)AFP/ROMEO GACAD

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【9月7日 AFP】(写真追加)カクテルに含まれる人工着色料や、保存料として広く利用されている安息香酸ナトリウムが、子どもの「多動症」と関連しているという研究結果が、6日付の英医学誌「ランセット(The Lancet)」に発表された。

 研究結果を発表したのは英国南部のサウサンプトン大学(Southampton University)の研究グループで、同グループは、多動症の要因は多岐にわたるが、多動症の子どもを持つ親が子どものためにできる単純な方法は、食生活に気をつけることだと指摘する。

 研究には地元の3歳児153人と8-9歳児144人が参加し、2つのグループに分けられ実験が行われた。

 実験は、1グループは普通のフルーツジュースを、もう1グループは見た目や味は変わらない、人工着色料入りの飲料を6週間摂取し、現れる症状を観察するというもの。

 人工着色料入り飲料を摂取するグループはさらに2グループに分けられ、それぞれ含有量が異なる「混合物A」「混合物B」を摂取した。「混合物A」は、通常、1袋56グラム入りの甘いお菓子2袋分に含まれる量の人工着色料を、「混合物B」はその2倍の4袋分を含む。安息香酸ナトリウムの含有量はA、Bとも同量。

 実験開始前に、研究者らは子どもの親や教師に対し、多動症の特徴的症状である落ち着きのなさ、衝動性、注意散漫さなどを観察するよう依頼した。

 さらに、第3者的評価者として、訓練を受けた観察者(実際は心理学学士)が教室に待機し、それぞれの子どもの行動を国際的基準に沿って記録した。

 6週間の実験終了後、子どもたちは再度、多動症の診察を受けた。

 3歳児では、「混合物A」を摂取したグループには「著しい悪影響」が見受けられたものの、「混合物B」を摂取したグループには変化が見られなかった。8-9歳児では、「混合物A」「混合物B」ともに、強い影響が観察された。

「概して、混合物を摂取した子どもは、多動症の定義に10%近づいたことが分かった」と、Jim Stevenson教授(心理学)は語る。

 同教授は「特定の人口着色料と保存料の混合物が子どもの行動に悪影響を与える確固たる証拠を得た」とする一方で、「多動症の要因は多岐にわたるため、これらの添加物を摂取しないことで多動症を防げると考えるべきではない。ただ、少なくとも添加物は子どもが回避できる要因の1つだ」と説明する。

 米国の医師の間では一般的に多動症は1つの病状、注意欠陥多動性障害(attention-deficit hyperactivity disorderADHD)と診断されており、治療に効果があるとされる「リタリン(ritalin)」という製薬が処方される。

 一方、専門家の中には、多動症を引き起こす要因には家庭不和、不十分な教育といった社会的なものもあるため、強力で精神状態を変化させるような投薬は危険とする見方もある。(c)AFP

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