写真は、フランスのチョコレートメーカー、ジャック・トレス(Jacques Torres)のニューヨークの店舗に飾られたチョコレートボックス。(c)AFP/Stan HONDA
【ニューオーリンズ/米国 25日 AFP】ブラックチョコレートは血液の流れを促し、動脈の健康を促進することを示す研究が24日、発表された。
■フラボノイドに心臓疾患防止効果
ニューオーリンズ(New Orleans)で開かれた第56回米国心臓病学会(American College of Cardiology)で、米イェール大学(Yale University)のチームが発表した研究結果によると、ワイン、緑茶、フルーツ、野菜などフラボノイドを多く含有する食品を摂取すると、心臓血管などの疾患を防ぐ可能性が高くなるという。
フラボノイドは果実や野菜などに含まれる天然化合物で、強い抗酸化力を持つ。一般的な食品の中では、ココアやブラックチョコレートに特に含有率が高いとされる。
■ココアで心臓血管が強化
イェール大学の予防医学研究センターは、コネチカット(Connecticut)州の住民45人を無作為に3組に分け、6週間にわたり毎日8オンス(約230グラム)の砂糖抜きココア、砂糖入りココア、プラシーボ(偽薬)をそれぞれ別のグループに摂取してもらった。
その結果、ココアに心臓血管の内皮機能を向上させる効果があることが分かった。
45人中、実験を完了した39人について検査したところ、血管の弾力性を表す血管拡張反応(FMD)指標が、砂糖なしココアを摂取したグループは2.4%と著しく向上した。砂糖入りココアを摂取したグループでは1.5%向上し、プラシーボ摂取のグループ場合は0.8%低下した。
■ブラックチョコレートに注目
研究を主導したValentine Yanchou Njike博士は、「今回の調査結果から、ただちにもっと日常的にチョコレートを食べるべきだという結論は導かれないが、ブラックチョコレートなどフラボノイド含有率の高い食品が循環器にどのような効果を及ぼすのか注目していく価値があることは分かった」と述べている。
写真は、フランスのチョコレートメーカー、ジャック・トレス(Jacques Torres)のニューヨークの店舗に飾られたチョコレートボックス。(c)AFP/Stan HONDA
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