【ワシントンD. C./米国 8日 AFP】喫煙に伴う肺がん発症において、早期発見および治療が同疾患による死亡率を低下させることはないとする研究結果が7日に発表された。
CTスキャンの発達により、それまでの3倍近い肺がんの症例が発見されるようにはなったが、肺がん患者の生存期間を引き延ばすまでには至っていない。
今回の研究結果は3月発行の医学会誌Journal of the American Medical Association(JAMA)に掲載されたもの。
この研究の主執筆者Peter Bach氏は研究結果のなかで、「われわれの研究は、CTスキャンを使って肺がんの小細胞を発見することは、細胞が転移し治療不能な状態になる前にがんを撃退することに通じるかを調べる初めての試みだったが、その結果、喫煙による肺がんの早期発見および治療と、延命自体に直接的な関係性は見られなかった」と述べている。
最新のCTスキャンを使い、1998年に開始されたこの研究では、ミネソタ(Minnesota)州、フロリダ(Florida)州さらにイタリアから、喫煙歴が平均39年で、中央年齢値60歳の男女3246人がその研究対象となった。
集められたデータの分析の結果、99人以上が肺がんと診断され、さらに98人が手術を受けた。しかしその患者のほとんどが、早期発見および治療の処置を施されないケースと死亡時期については違いが見られなかった。
写真は、肺のX線写真を見る医師たち(2004年1月19日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH Nam
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