【オタワ/カナダ 2日 AFP】首都オタワ(Ottawa)の心臓専門病院で、患者を元気づける目的で展示されていた絵画作品が、「見るたびに緊張して血圧が高くなる」とのクレームを受けて撤去された。
オタワ大学心臓研究所のRobert Roberts所長は2日、AFPの取材に対し、「患者を明るい気分にさせる目的で絵画を展示したが、堅苦しい雰囲気の絵画を選んだ結果、かえって患者の血圧が若干高くなってしまった」と説明。肖像画などの「鋭く突き刺さるような視線は、具合の悪い時にわざわざ見たいものではない」と述べた。
この絵画展示は、カナダ初とされる「アートセラピー」の効果検証実験の一環として行われた。展示作品は、シャーリー・A・ブラウン(Shirley A. Brown)の連作「The Queens(女王たち)」など、撤去された5枚の肖像画を含む約100作品。カナダ・カウンシル・アート・バンク(Canada Council Art Bank)が貸与した。
実験結果は、4月に米テネシー(Tennessee)州ナッシュビル(Nashville)で開催されるアーツ・イン・ヘルスケア学会(Society for the Arts in Healthcare)の会議で報告される。
写真は連作「The Queens」の1枚。(c)AFP/THE ART BANK
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