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数十年の研究が結実 マラリアのワクチン開発に成功 - 米国

  • 2006年12月19日 12:33 発信地:米国
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写真は、コートジボアールのAdiake病院で患者を診察する医師。(c)AFP

【シカゴ/米国 19日 AFP】アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health、NIH)は18日、マラリアの実験的ワクチンの開発に成功したと発表した。このワクチンは、ハマダラ蚊が媒介する熱帯熱マラリア原虫の成長を阻害し、マラリアの感染を予防することができるという。

 NIHは、ハマダラ蚊に寄生する熱帯熱マラリア原虫のみが持っているタンパク質を抽出し、他のタンパク質と混ぜ合わせて「ワクチン」を作製した。全米科学アカデミー(National Academy of Sciences、NAS)がこれをネズミに投与してみたところ、長寿命の抗体の生産が確認されたという。

 また、これまでの複数の研究で、マラリアの抗原とされるオーキネート表面蛋白(Pfs25)に対する抗体が生産され、マラリア原虫の成長が阻害されることが確認されているという。

■ 世界で5億人がマラリアに

 マラリアの感染者はこれまでに5億人を数え、アフリカを中心に年間100万人以上の子どもが命を落としている。マラリアワクチンの研究は数十年前から行われており、開発が待たれていた。

 マラリアの中でも、熱帯熱マラリア原虫による感染が最も症状が重いとされる。これは、人体に侵入すると、最初は肝臓で増殖し、やがて赤血球に移って盛んに分裂増殖を始め、赤血球を破壊。最悪の場合は死に至らしめる。

 写真は、コートジボアールのAdiake病院で患者を診察する医師。(c)AFP

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