写真は、ルイヴィトン(Louis Vuitton)香港店のオープンセレモニーに出席したブラジル人モデルのGisele Bundchenさん(中央)、 デザイナーのMarc Jacobsさん(左)とFrancois Delageさん(2005年12月8日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE PARIS
【パリ/フランス 17日 AFP】21歳のブラジル人モデル、アナ・カロリナ・レストン(Ana Carolina Reston)さんの拒食症による死から2日が経ち、これに関して早くも各方面から様々な反応が出ている。問題の矛先として多大な影響が及んでいるのが、ファッション業界である。若いモデルに痩せるようプレッシャーをかけているとして、同業界全体に責任を追求する声が上がっているのだ。これに対して、フランスのファッション関係者らが反発している。
レストンさんは、フォトセッションのためパリに発つ前日の15日、拒食症による腎不全でブラジルの病院で死亡した。その際、174cmの身長に対し体重はわずか40キロしかなかった。
■拒食症問題をファッション業界だけに押しつけるな
「残念なことですが、現実に、拒食症が増えています」とシャネル(Chanel)の広報担当はAFP記者に語る。「しかし、拒食症は深刻な社会問題であって、ファッション界にだけ責任があるものではありません。論争が間違った方向に向かっているのではないでしょうか」と懸念を示す。
同様に、パリオートクチュール協会(The French Couture Federation)のディディエ・グランバック(Didier Grumbach)会長も「拒食症」は社会問題とし、情報提供や政府の規制でコントロールすべきだと主張する。
■ファッションは「社会を反映する」もの。痩せ過ぎ問題は社会問題
グランバック(Grumbach)氏は、
「社会全体が『痩せた女性が美しい』という風潮にあるなかで、モデル業界だけに規制を持ち込み、若い女性の痩せすぎを防ごうとするのは、納得できない。
1つの職業に規制をかけることで、世界規模の問題を解決することは不可能だし、この深刻な問題への対応としても、不適切だ」と語る。また、「社会の変化が、ファッションに反映されるのであり、ファッションが原因を作り出しているのではない。世界的な健康問題を、ファッション業界の一ドラマとして片付けるべきではない」とも述べた。
スペインではレストンさんの死の約2か月前の9月、マドリードで行われたファッションショーで「体重規制」が導入され、痩せすぎと判断されたモデルがショーモデルとして出演を禁じられている。痩せたいという願望から絶食し死に至ることもある拒食症に懸念を示していたマドリード当局が、拒食症への対処措置として導入した。
写真は、ルイヴィトン(Louis Vuitton)香港店のオープンセレモニーに出席したブラジル人モデルのGisele Bundchenさん(中央)、 デザイナーのMarc Jacobsさん(左)とFrancois Delageさん(2005年12月8日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE PARIS


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