【パリ/フランス 20日 AFP】最近の調査によると、フランスでは人口の約3分の1が「太りすぎ」または「肥満」で、ウエストのサイズは拡大し続けているという。
この調査は、TNS Healthcare Sofresと呼ばれる団体が1997年から3年に1度行っているもので、4回目となる今回は、15歳以上の2万3747人を対象に実施された。その結果、全人口6300万人のうち1980万人が「太りすぎ」、590万人が「肥満」であった。肥満と診断された人の数は、9年前の初回調査から230万人増加した。
肥満化は全体的には減速しているものの、区分で見てみると、とりわけ低所得者層で肥満になるリスクが高くなっている。同調査では、「肥満」の割合は、年間所得が6万3600ユーロ(約950万円)以上では「20人に1人」なのに対し、3万4800ユーロ(約520万円)以下だと「5人に1人」に激増する。また、女性の方が男性よりも「肥満」になりやすい。
今回の調査に協力したパリ病院の栄養学者、Arnaud Basdevant教授によると、肥満はあらゆる世代に見られるものの、若年化の傾向にあるるという。したがって、若年層での生活習慣病増加が心配だという。
「肥満は若者の健康に深刻な被害をもたらす。65歳以上も含めて、この問題にもっと対処できるよう、保険制度を充実していく必要がある」(Basdevant教授)
肥満は多くの国で深刻な問題となっている。Basdevant教授によると、肥満となることで糖尿病や高血圧を発症するリスクが10倍に跳ね上がるという。ちなみに、世界保健機関(WHO)は肥満を「流行病」とみなしている。
写真は西部の町カン(Caen)で道を歩く女性(2005年9月30日)。(c)AFP
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