【ロンドン/英国 22日 AFP】当局への苦情を受けて21日、テレビアニメ「トムとジェリー」(Tom and Jerry)の喫煙シーンの放映が国内で禁止された。
「トムとジェリー」のある回では、メスの気を引こうとしたトムが紙巻タバコを吸い、別の回では、トムのテニスの相手が大きな葉巻を吸うシーンがある。
子ども向けのテレビチャンネル「ブーメラン(Boomerang)」は、喫煙を容認したり魅力的に見せていると思われる場面を編集でカットすることに合意した。匿名の視聴者が実施した調査を受けたもので、通信規制団体オフコム(Ofcom)が21日、発表した。
オフコムの担当者は、「トムとジェリー」では通常、喫煙は様式化された習慣として描かれており、常に許容されていたとまでは言えないとして、喫煙がさほど論争の的となっていなかった1940年代から1960年代にかけてのアニメ製作の背景を考慮するよう求めた。
同時にこの担当者は、「アニメーションの歴史的価値の重要性を認識してはいるが、子ども向けのアニメに喫煙シーンが含まれていることに対して編集が要求されることには、一定の正当性がある」とも述べている。
写真はアニメ「トムとジェリー」のタイトル画面。(c)AFP