【パリ/フランス 9日 AFP】未婚者は、既婚者あるいは離婚経験者よりも短命の可能性が高い--こんな興味深い研究結果が英国医師会(British Medical Association)の専門誌Journal of Epidemiology and Healthに発表された。
同研究はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)の研究者が、1989年から1997年の国勢調査と成人6万7000人の死亡統計を調査したもの。
1989年時点で、成人の約50%の既婚者で、約10%が配偶者と死別した独身者、約12.5%が離婚後独身、約3%が別居中、約5%が同棲中、そして約20%が独身だった。
研究者は統計から結婚生活の継続と長寿の強い因果関係を発見した。高齢と健康状態の要因を除くと、配偶者と死別した独身者は結婚を継続している男女に比べ40%近く高い確率で死亡している。また、離婚後の独身者あるいは別居中の男女の死亡は、27%高い確率となった。
未婚者については、58%高い確率を記録した。とりわけ独身男子にこの傾向は強く、19歳から44歳までの未婚男子は、同じ年齢グループの既婚者の2倍近い確率で死亡している。未婚者は社会的孤立に陥る可能性が高く、子や親戚からの援助が少ないことが死亡率を高めている原因ではないかと見られている。
また、若い未婚者は、リスクの高いセックスによりエイズウイルス(HIV)に感染する可能性が高いことも死亡率を押し上げたとしている。ただ、未婚者は健康管理に注意を払っており、既婚者より飲酒量が少なく、運動量も多い。肥満度も低い結果になっている。
写真はジャズフェスティバルに訪れたカップル(7月2日撮影)。(c)AFP/JEFF PACHOUD
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