【ブリュッセル/ベルギー 20日 AFP】欧州委員会(European Commission)は、毛髪染料に使用されている化学薬品22種類について、長期間使用した場合、膀胱ガンにつながる恐れがあるとする研究結果を受け、禁止する方針を発表した。22化学薬品の禁止は、12月1日から施行される。
欧州連合(EU)「消費財に関する科学委員会」(Scientific Committee on Consumer Products、SCCP)は、「女性による定期的及び長期的な毛髪染料の使用は、膀胱ガンの進行と関連する可能性がある」と述べた。毛髪染料を定期的、長期的に使用する消費者の数は膨大。EUのデータによれば、女性の60%以上、男性でも5%から10%が、1年に6回から8回髪の毛を染めている。
グンター・フェアホイゲン(Guenter Verheugen)欧州委員会副委員長(企業・産業担当)は、「安全が証明されない物質は、市場から消しておくべき。高い安全基準の設定は、EU圏内の消費者の保護のみならず、欧州の化粧品業界に法的確実性を与えることでもある」と説明する。
執行部によると、22種類の化学薬品の禁止は、それらが安全である証拠を毛髪染料業界自身が提供できなかったための措置。
欧州圏25か国の毛髪染料市場規模は2004年度、26億ユーロ(約3830億円)相当で、欧州の化粧品業界全体の生産高の約8%に達した。今回の調査は「人の健康に安全と思われる」毛髪染料の一覧表作成の一環として行われた。
写真は顧客の髪を整える美容師(5月12日撮影)。(c)AFP/MAARTJE BLIJDENSTEIN
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