【7月15日 AFP】スペイン北部ナバーラ(Navarra)自治州パンプロナ(Pamplona)で9日間にわたって開かれていた「牛追い」で有名な「サン・フェルミン祭(San Fermin Festival)」が14日、閉幕した。最終日の牛追いでも新たに5人が重傷を負い、今年の祭りでの負傷者数は計50人となった。

 負傷者が最も多かったのは7日目に当たる13日の牛追いで、狭い街路で行き場を失った参加者たちの上を体重500キログラムもある牛2頭が飛び越えようとした際に19人が下敷きになったほか、4人が牛の角に突かれるなどして負傷した。

 サン・フェルミン祭の牛追いでは、記録が付けられ始めた1911年以降、15人が死亡している。最近では2009年にスペイン人男性(27)が、牛に首や胸、肺を突かれて死亡した。(c)AFP