【4月16日 AFP】英秘密情報部のスパイ、ジェームズ・ボンド(James Bond)を主人公とした「007」シリーズの新作小説のタイトルは「ソロ(Solo)」で、アフリカを主な舞台としていることが分かった。著者の英作家ウィリアム・ボイド(William Boyd)氏(61)が15日、発表した。

 ボイド氏によると、新作の中でジェームズ・ボンドはアフリカを中心とした3大陸を股に掛けて活躍。アフリカで起きるある出来事により、「ソロ(単独行動)に駆り立てられることになる」のだという。

 今年は、1953年に英作家イアン・フレミング(Ian Fleming)氏が同シリーズ第1作「カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)」を発表してから、ちょうど60周年に当たる。フレミング氏は同シリーズ14作を執筆した後、1964年に死去しているが、その後も複数の作家が続編を執筆。シリーズの総売上部数は1億部を上回る。

 007シリーズの執筆は今作が初めてとなるボイド氏はガーナ生まれで、これまでにもアフリカを舞台とした小説を発表している。

「ソロ」は9月26日、ハードカバー・電子書籍・オーディオブックの3形式で世界各国にて刊行される。(c)AFP