【6月13日 AFP】中国陝西(Shaanxi)省西安(Xian)郊外にある世界遺産、秦の始皇帝陵の遺跡の第1号坑で、新たに110体の兵馬俑が発掘された。遺構がある秦始皇兵馬俑博物館(Qin Shihuang Terracotta Warriors and Horses Museum)が11日、発表した。

 3年に及ぶ発掘調査を行っている考古学者チームは今回、200平方メートルの発掘部分から、等身大の兵士をかたどった兵馬俑110体の他、馬をかたどった兵馬俑12体、さらに戦車や武具の一部などを発見した。

 博物館の申茂盛(Shen Maosheng)考古学局副局長はAFPの取材に対し「今回最も重要な点は、発見された遺物の保存状態がよく、また彩色されていたことだ」と述べた。また調査チームはさらに11体の兵馬俑があることを確認しているが、まだ発掘はしていないという。(c)AFP