【1月27日 AFP】エーゲ海(Aegean Sea)の海底に沈む船から、紀元前4~5世紀の陶磁器のつぼが発見された。ギリシャ文化・観光省が26日、発表した。

 つぼが引き上げられたのは、エーゲ海のギリシャ・トルコ間のキクラデス(Cyclades)諸島南西にあるPolyaigos島沖の深さ25~49メートルの地点。

 海洋考古学チームは、物資輸送用のつぼと、食卓用の小さな花びん2つなどを完全な状態で発見した。また、船のいかりの一部も見つかった。紀元前4~5世紀ごろの商業航路を解明する手がかりとなりそうだ。

 ギリシャ当局者は、発見のあった一帯の海底を数年にわたって調査していた。国際機関との共同調査なども実施しており、これまでに数十隻の沈没船の位置を特定している。(c)AFP