国際ニュース検索

ストラディバリウスの音色の秘密は「ニス」にあらず、仏独研究

  • 2009年12月05日 14:19 発信地:パリ/フランス
  • 写真
  • ブログ
  • クリッピングする
  • 写真をブログに利用する

パリ(Paris)の音楽博物館(Museum of Music)で、アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari)が製作したバイオリンを調べる研究者(2009年12月3日撮影)。(c)AFP/PATRICK KOVARIK

  • ストラディバリウスの音色の秘密は「ニス」にあらず、仏独研究
  • ストラディバリウスの音色の秘密は「ニス」にあらず、仏独研究
  • ストラディバリウスの音色の秘密は「ニス」にあらず、仏独研究

【12月5日 AFP】イタリアの弦楽器製作者アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari、1644~1737)が作った弦楽器の名品ストラディバリウス(Stradivarius)。

 その特別な音色の秘密として木材や接着剤、防虫剤としての鉱液、バイオリンの形状など、専門家の間でさまざまな議論がかわされてきたが、有力視されてきたのは表面の塗装に使われた「ニス」だった。

 しかしフランスとドイツの専門家チームが、4年にわたる研究の結果、ニスはごく普通のものだったと発表した。

 研究チームは、ストラディバリが約30年の間に作ったバイオリン4丁とビオラ1丁のニスを赤外線で分析した。その結果、ニスの材料として使われていたのは、18世紀の工芸家や芸術家の間で一般的だった油と松やにの2種類だけだったことが分かった。

 研究に参加したパリ(Paris)の音楽博物館(Museum of Music)のJean-Philippe Echard氏(化学工学)は「ニスが音色に影響を与えていると言えるだけの知見は得られなかった」と述べた

 琥珀(こはく)やハチが作り出す蜂ろうなどがニスに含まれているとの議論もあったが、それらの材料は一切検出できなかったという。さらに、松やにも豊かな色合いを出すために使われた可能性が高く、この他に見つかった赤い顔料も、見た目を変えるために使われたようだという。

 研究チームは「ストラディバリは特別な秘密の材料を使わなかったのかもしれない。弦楽器製作、特に木材の仕上げに秀でた工芸家だったのだろう」とし、ニスのレシピは非常にシンプルなものだったと結論づけている。(c)AFP/Benoit Fauchet

1日2回更新本日の必読記事:5月25日  午後版

米サンフランシスコにゾンビ現る、iPhone向けゾンビゲーム発売にあわせ米サンフランシスコにゾンビ現る、iPhone向けゾンビゲーム発売にあわせ(写真12枚)

このニュースの関連情報

このニュースをツイートする/ソーシャルブックマークに登録する

  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • 楽天SocialNewsに投稿!

新着ユーザースライドショー

ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。

新着ユーザースライドショー一覧

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ