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情熱のタンゴ、ユネスコ無形遺産に登録

  • 2009年10月01日 15:33 発信地:パリ/フランス
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アルゼンチン・ブエノスアイレス(Buenos Aires)の街中でタンゴを踊るダンサー(2009年9月30日撮影)。(c)AFP/Daniel Garcia

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【10月1日 AFP】ウルグアイとアルゼンチンの伝統舞踊タンゴが30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の無形文化遺産の代表一覧リストに追加登録された。

 ブエノスアイレス(Buenos Aires)やモンテビデオ(Montevideo)の労働者階級が集うダンスホールで20世紀初めに誕生した、口にバラをくわえほおを寄せ合い踊るタンゴは、南米の情熱を表す代名詞となっている。

 しかし、アルゼンチンとウルグアイでは、踊り、詩、歌の誇り高き伝統であり、地元の歴史と強い結びつきがあり、ミロンガと呼ばれるダンスホールで老若男女の熱狂的なファンが踊り伝えてきたものなのだ。

■タンゴの歴史

 タンゴは、両国の間を流れるラプラタ川(Rio de la Plata)の歴史、そしてその流域に19世紀後半に移り住んだ貧しい移民と元奴隷の人びとの歴史と密接な関係がある。

 ユネスコは、「欧州からの移民とアフリカ系奴隷の子孫、そしてクリオジョと呼ばれる地元生まれの住人が混ざり合い、幅広い習慣、信仰、儀式が融合して独特の文化的アイデンティティーに変容していった」と説明している。

 バンドネオンという小さなアコーディオンの音に合わせ、ルンファルドと呼ばれる俗語を用い、地元のミロンガをベースにした多くのタンゴソングが誕生した。タンゴの悲しげな詩は、都市の生活における苦悩や郷愁を表現している。

■日本など世界でも人気が高い

 ブエノスアイレスでタンゴを教えているアニータ・モンテアグド(Anita Monteagudo)さんによれば、タンゴは現在、その官能的なステップを習得したいという新世代のダンサーの間で、高い人気を得ているという。

 8月に同地で行われたタンゴダンス世界選手権(Tango Dance World Championship)では日本人ペアの山尾洋史(Hiroshi Yamao)さん、恭子(Kyoko Yamao)さん夫妻が優勝。長い間優勝を独占していたアルゼンチンを王座から引きずり下ろした。

 モンテアグドさんによれば、一番のタンゴファンは日本人とドイツ人で、覚えも早いという。

 また、フランス・パリ(Paris)には20ものミロンガ(タンゴを楽しむ社交場)があり、ニューヨーク(New York)では毎週末、熱狂的なタンゴファンが集まり明け方までにぎわう「ラ・ナシオナル(La Nacional)」のようなタンゴスポットがある。(c)AFP/Gabriela Calotti

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