ロンドン(London)の大英博物館(British Museum)で行われている展覧会『Hadrian: Empire And Conflict(ハドリアヌス:帝国と戦争)』に展示されているローマ帝国ハドリアヌス(Hadrian)帝の胸像(2008年7月22日撮影)。(c)AFP/Shaun Curry
【7月28日 AFP】ローマ帝国のハドリアヌス(Hadrian)帝に関連する品々を集めた展覧会「Hadrian: Empire And Conflict(ハドリアヌス:帝国と戦争)」が24日、ロンドン(London)の大英博物館(British Museum)で開幕した。
ハドリアヌス帝(帝位:117-138)は、南は北アフリカ、東は中東、そして欧州ほぼ全土にローマ帝国の領土を拡大した皇帝。
会場に入った来場者がまず目にするのは、大理石でできた巨大な白いハドリアヌス帝の胸像だ。この胸像はトルコで発見されてからまだ1年も経っておらず、展示されるのは今回が初めて。頭髪を上品にカールし、きちんと整えられたひげをたくわえたこの胸像は、人々がハドリアヌス帝に抱く一般的なイメージをそのまま表している。
だが、大英博物館学芸員のThorsten Opper氏によると、この展覧会はハドリアヌス帝とローマ帝国の支配について新たな側面を見せているという。「長い間、我々はハドリアヌス帝について独自のイメージを作り上げてきました。ですが、実際は啓蒙的な考えを持つ偉大な皇帝ではなく、残忍な帝国主義者だったのです。そういった側面があることも、覚えておく必要があります」
同展には11か国の31機関から集められた170点が展示されている。今回初めて貸し出されたものも多い。会期は10月26日まで。
Opper氏によれば、展示品には壊れやすいものが多いため、この展覧会が世界各地で行われることはないという。
ハドリアヌス帝に対する人々の関心は高く、フランス人作家マルグリット・ユルスナール(Marguerite Yourcenar)の著書『ハドリアヌス帝の回想(Memoirs of Hadrian)』の映画化が進んでいる。監督はジョン・ブアマン(John Boorman)、主演はアントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)だ。(c)AFP
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