【7月1日 AFP】17世紀末のフランス革命で破壊されたベルサイユ宮殿(Castle of Versailles)のロイヤルゲートが30日、2年間におよぶ修復を終えた。

 フランスの建築家ジュール・アルドゥアン・マンサール(Jules Hardouin-Mansart)の手がけた高さ80メートルのバロック式の鉄門には金箔10万枚がほどこされ、正門にかつての華を添えている。

 ベルサイユ宮殿美術館のジャン・ジャック・アヤゴン(Jean-Jacques Aillagon)館長は、「ロイヤルゲートはベルサイユの歴史的アイデンティティーを語る上で、なくてはならない存在」だと語っている。

 フランス有数の観光地であるベルサイユ宮殿では、「大ベルサイユ」計画のもと2003年から改修工事が進められている。工事は17年を要する見込みだ。(c)AFP