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世界最古の油絵はバーミヤンの壁画?調査結果

  • 2008年01月25日 19:59 発信地:東京
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2008年1月24日、東京文化財研究所(National Research Institute for Cultural Properties)が公開したアフガニスタン中部バーミヤン(Bamiyan)遺跡の仏教壁画。(c)AFP/JAPANESE NATIONAL RESEARCH INSTITUTE FOR CULTURAL PROPERTIES

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【1月25日 AFP】世界最古の油絵は中世ヨーロッパのルネサンス絵画ではなく、約1400年前にアフガニスタン中部バーミヤン(Bamiyan)遺跡の壁画であることが、日仏米の合同調査で分かった。

 バーミヤン渓谷(Bamiyan Valley)にある同遺跡では、2001年に当時アフガニスタンを支配していたイスラム原理主義勢力タリバンによって、巨大な仏像2体が破壊された。

 調査に参加した東京文化財研究所(National Research Institute for Cultural Properties)の谷口陽子(Yoko Taniguchi)特別研究員によると、バーミヤン遺跡の石窟内に描かれた西暦650年頃のものとみられる仏教絵画に油絵の具が使用されていることが判明したという。

 仏像があった石窟内の壁画の破片53片を米ゲティ保存修復研究所(Getty conservation Institute)がガス・クロマトグラフィー法で分析したところ、このうち19片に油が含まれていることが分かった。

 バーミヤンの仏教壁画にはインドと中国美術双方の影響がみられ、西洋と東洋をつなぐシルクロードを旅してきた芸術家によって描かれたものとみられる。

 これまで、油絵の起源はルネサンス時代につながる中世ヨーロッパにあると考えられていたが、今回の発見はこの定説を覆すものとなりそうだ。

 谷口研究員は、今回用いた手法で、初期文明が栄えたイラン、中国、トルコ、パキスタン、インドなどの遺跡美術の分析を試みたいとしているが、これらの遺跡は今のところ調査対象に含まれていないという。(c)AFP/Kimiko de Freytas-Tamura

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