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ロンドンでの大規模ロシア美術展、問題乗り越え開催へ

  • 2008年01月10日 14:03 発信地:モスクワ/ロシア
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ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin、撮影日時不詳)。(c)AFP

【1月10日 AFP】開催が危ぶまれていたロンドン(London)での大規模なロシア美術展「From Russia(ロシアより)」が、予定通り26日から実施されることが確実になった。インタファクス(Interfax)通信によると、Mikhail Shvydkoiロシア文化相は、「障害になるものは、もはや何もない。美術展は予定通り開催する」と述べたという。

 今回展示予定の作品には、元々は個人の所有物だったが1917年のロシア革命時に国に没収されたものが含まれている。英国内に居住している元所有者の子孫がその返還を求める可能性もあり、これを懸念したロシア側が展示会の中止を示唆したところ、英国側が12月にロシアから貸し出される絵画の押収を防ぐ新法案を可決。これにより、元所有者の子孫からの返還要求は認められないことになった。それを受けてロシアの文化省は9日、参加が予定されていた4つのロシアの美術館すべてから展覧会に美術品を貸し出す意向を示す声明を発表した。

 ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(Royal Academy of Arts)で開かれる同美術展には、エルミタージュ美術館(Hermitage Museum)やトレチャコフ美術館(Tretyakov Gallery)など、ロシアの主要美術館から美術品が貸し出される。ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)、アンリ・マチス(Henri Matisse)、ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)などの作品120点が展示される予定。

 今回の美術展開催問題には、ロシアの元情報将校の暗殺事件をきっかけに悪化していた英ロ関係も影を落としていたとみられる。(c)AFP
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