国際ニュース検索

本年度ノーベル賞作家レッシング、インターネットは「空虚」と警鐘

  • 2007年12月10日 14:26 発信地:ストックホルム/スウェーデン
  • 写真
  • ブログ
  • 2007年 ノーベル賞
  • クリッピングする
  • 写真をブログに利用する

2007年12月7日、ストックホルム(Stockholm)で行われたノーベル文学賞受賞者ドリス・レッシング(Doris Lessing)氏の講演会で、講演文を代読する出版社ハーパーコリンズ(Harper Collins)のNicholas Pearson編集者。(c)AFP/SCANPIX/Soren Andersson

  • 本年度ノーベル賞作家レッシング、インターネットは「空虚」と警鐘

【12月10日 AFP】2007年のノーベル賞授賞式を10日に控え、本年のノーベル文学賞を受賞した英国人作家ドリス・レッシング(Doris Lessing)氏(88)の講演文の代読が、7日にストックホルム(Stockholm)で行われた。

 レッシング氏は健康上の理由で10日の授賞式を欠席する。そのため、通常であれば本人が行う授賞式前に行われる講演も、今回はレッシング氏の講演文を英国人編集者のNicholas Pearson氏が代読する形で行われた。

『On not winning the Nobel Prize』と題された講演では、まず本の重要性が述べられた。「わたしたちには文学という宝物の家がある。そこには豊かな文学のすべてがあり、訪れた人は誰でも何度でも手にすることができる。文学がない世界では、わたしたちはどれほど貧しく空虚な人間になることだろう」

 また、「すべての世代をむなしさへ導くインターネットによって、わたしたちの精神はどう変わっていくのだろう」として、豊かな国の若者がテレビやインターネットに夢中になり、本に対する興味を無くしている現状について警鐘を鳴らした。

 さらに、文学に対する強い興味があるアフリカなどの途上国の人々には、文学触れる十分な機会がないことについて危惧の念を示した。特に、レッシング氏自身が育ったジンバブエで学校の教師らが本の寄付を要求している現状を訴えた。

 講演文は最後に、次のような楽観的な見方を述べて締めくくられた。「すべての人の心の奥深くに『物語を語る人』がいる。善のものであれ悪のものであれ、わたしたちを形作り、保ち、創造するのは、わたしたちの想像力だ」(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:2月14日  午後版

ウクライナ女性団体がトップレスで抗議、露ガスプロム本社前ウクライナ女性団体がトップレスで抗議、露ガスプロム本社前(写真10枚)

このニュースの関連情報

利用方法についてこのニュースをブログなどに利用する

ブログに転載

このニュースをツイートする/ソーシャルブックマークに登録する

  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • 楽天SocialNewsに投稿!

新着ユーザースライドショー

ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。

新着ユーザースライドショー一覧

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ