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ローマ神話の洞くつ発見、オオカミが建国の双子に授乳

  • 2007年11月22日 21:36 発信地:ローマ/イタリア
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オオカミがローマ建国の双子に授乳したとされる洞くつ「Lupercale」のフレスコ画(2007年11月20日発表)。(c)AFP/ITALIAN CULTURE MINISTRY

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【11月22日 AFP】古代ローマ神話に登場する双子の建国者兄弟、ロムルス(Romulus)とレムス(Remus)がオオカミの授乳を受けた場所とされる洞くつ跡が、イタリアの考古学者チームよって発見された。同国のフランチェスコ・ルテリ(Francesco Rutelli)副首相兼文化相が20日、明らかにした。

 同相は「神話に登場する場所が現実に見つかるとは驚くべきことだ」と報道陣に語った。

 文化省によると、地下洞くつはパラティーノ(Palatine)の丘にある初代ローマ皇帝アウグストゥス(Augustus)帝の宮廷修復作業中に見つかった。高さ約6.5メートル、直径約7メートルで、青銅器時代から存在しており、レーザー探査装置付きカメラで内部を撮影した結果、ドーム状の天井を持ち、貝殻やモザイクで装飾されていることが分かった。

 「Lupercale」の名で崇拝されていたこの洞くつでは、古代ローマ人が豊穣と羊の保護神ファウヌス(Faunus)、ルペルクス(Lupercus)をあがめる多神教の儀式「ルペルカリア(Lupercalia)」を行っていたと考えらている。この儀式は次第に、健康と多産を祈り、悪魔を払い、国を清める儀式に発展していった。儀式の起源は古代ローマ以前にさかのぼる可能性もあるという。

 古代ローマ人は毎年2月15日にルペルカリアを祝い、イヌ1匹とヤギ2匹を殺して貴族の息子2人の額にその血を塗ったという。人間がいけにえにされていた昔の祭事を再現したと考えられている。

 言い伝えによると、城壁の高さをめぐる口論からロムルスはレムスを殺し、紀元前753年に単独でローマを統治した。

 ローマ神話では、双子は軍神マルス(Mars)と巫女レア・シルウィア(Rhea Silvia)の息子として生まれるが、揺りかごに入れられてテベレ川(Tiber River)に流されたとされている。(c)AFP

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