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中国人コレクター、侵略で失われた文化財を落札

  • 2007年10月10日 03:45 発信地:香港
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2007年10月9日、香港(Hong Kong)のオークションで落札された「太上皇帝」の白ヒスイ製の印鑑。(c)AFP/MIKE CLARKE

【10月10日 AFP】香港(Hong Kong)で開催中の競売大手サザビーズ(Sotheby's)のオークションで9日、幾たびの侵略で奪われた中国の文化財を中国人コレクターが落札、ついに中国本土へと戻された。

 オークションには陶磁器や美術品など30点以上が出品され、多くは幾たびの侵略で中国王朝から略奪された品々。目玉は長さ6センチの「太上皇帝」の白ヒスイ製の印鑑で、1796年に乾隆帝の退位を記念して作成されたもの。中国本土のコレクターが、白ヒスイとしては最高価格を更新する592万ドル(約6億9234万円)で落札し、英仏と戦った第二次アヘン戦争(Second Opium War)で北京(Beijing)市郊外にある頤和園(Summer Palace)から奪われて以来、約150年ぶりに本土へと戻された。

「欧米のコレクターたちが長く所有していた文化財を奪還したいという願いがあった」と、サザビーズ中国部門のNicolas Chow氏は語る。出品された多くの品を中国本土のコレクターが落札した今回は、いまや世界のライバルと競い合う中国人コレクターにとっての「転機」となったと同氏は指摘する。

 今回のオークションでは無傷(フローレス)の6.04カラットのブルーダイヤモンドが798万ドル(約9億3310万円)で落札されたばかり。サザビーズ広報担当によると、1カラット当たりの宝石の金額としては史上最高の132万ドル(約1億5436万円)で、20年ぶりの記録更新となった。(c)AFP
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