2007年9月14日に公開された、サザビーズ(Sotheby’s)のオークションに出品される、Zhang Xiaogang作の絵画『Chapter of a New Century - Birth of the People's Republic of China』。予想落札額は150万ドル(約1億7000万円)から250万ドル(約2億9000万円)(c)AFP/Sotheby’s
【9月20日 AFP】ニューヨークではアジア美術品のオークションが盛んに開催されており、出品される作品は19世紀の巻物から中国の現代美術作品まで多岐にわたる。
今週開催されるオークションの中で注目を集めているものの1つは、クリスティーズ(Christie’s)に出品される18世紀の鼻煙壺107個のコレクションだ。このコレクションは、2005年に死去したカナダのMary Margaret Young氏が所有していた、「Meriemコレクション」と呼ばれるもの。クリスティーズの専門家Jen Lyn Low氏によれば、世界の収集家の間で複雑にデザインされたエナメル加工の鼻煙壺は徐々に人気が高まっているという。今回の予想落札価格は240万ドル(約2億8000万円)から330万ドル(約3億8000万円)とされている。
19日に行われるクリスティーズのオークションには、中国の陶磁器、ヒスイ、彫刻なども出品される。11世紀までさかのぼる作品もあるという。その中でも人気の作品のひとつは、雲南(Yunnan)省南部の金箔の銅像だ。
インド人画家Tyeb MehtaやFrancis Newton Souzaの絵画は、20日に行われるクリスティーズのオークションの目玉となっている。出品されるMehtaの作品は1996年の『Mahisasura』で、ヒンズー教の女神ドゥルガ(Durga)とバッファロー姿の悪魔を描いたもの。予想落札価格は125万ドル(約1億4000万円)。
クリスティーズのAthena Zonars氏によれば、米経済に不安があるにもかかわらず、米国、欧州、香港、台湾、中国本土などからバイヤーが訪れる予定だという。「米経済が多少揺らいでも、わが社にそれほど影響はない。なぜなら、本当の金持ちは経済力を維持していて、欲しいものがあれば買うからだ。素晴らしい品を見つけるのはますます難しくなっているので、本当に珍しいものがあれば、それを買うお金を工面するはずだ」
18日に行われたサザビーのオークションでは、予想落札価格180万ドル(約2億1000万円)の清朝時代の2つの銅像や19世紀の白と青のビンが出品された。
20日に行われる、現代の中国、日本、韓国の美術品が出品されるサザビーズのオークションも注目されている。中国の岳敏君(Yue Minjun)や張曉剛(Zhang Xiaogang)の最高予想落札額が250万ドル(約2億9000万円)にも上る作品などが出品される予定。予想落札価格350万ドル(約4億円)の13世紀の銅製チベット仏像も話題を呼んでいる。(c)AFP/James Hossack
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