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仏博物館で展示中のナポレオンのデスマスクに偽物疑惑

  • 2007年08月19日 05:48 発信地:パリ/フランス
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ロンドンのサマセット・ハウス(Somerset House)で開催された 「France in Russia : Empress Josephine’s Malmaison Collection」と題された展覧会で公開されたナポレオン(Napoleon)の肖像画(撮影日不明)。(c)AFP/THE STATE HERMITAGE MUSEUM

【8月19日 AFP】歴史家のブリューノ・ロワアンリ(Bruno Rey-Henry)氏は18日、フランス・パリ市内の博物館に展示されている皇帝ナポレオン(Napoleon)のものとされるデスマスクが偽物だとの見解を示した。

 ロワアンリ氏によれば、本物のデスマスクは約25年間ロンドンの英王立統合防衛研究所(Royal United Services Institute)の博物館に展示された後、2004年に競売に付され、個人の手に渡ったという。

 問題のマスクは、ナポレオンの墓があるパリのアンバリッド(Invalides)付近の軍事博物館に展示されているが、このマスクについて同氏は、1815年にナポレオン軍が敗戦した後に英国人画家Charles Lock Eastlakeが描いたナポレオンの肖像画に描かれている左頬の傷跡がないと指摘する。

 一方、ロンドンの博物館に展示されていたマスクには傷跡があったといい、同氏はさらに、パリの博物館のマスクは、大きな頭や力強いあごといった、ナポレオンのよく知られた外見とも一致しないと語る。

 仏リベラシオン(Liberation)紙は18日、軍事博物館に展示されているマスクはナポレオンの執事だったCipriani Franceschi氏のものである可能性があると報じた。

 ナポレオンの死に関して陰謀説を唱える人々は、ナポレオンは流刑先の英領セントヘレナ(Saint Helena)島で毒を盛られて1821年に死亡したと主張。1840年にフランスに戻されてアンバリッドに埋葬されたのは、毒殺の事実を隠すためにすり替えられたFranceschi氏の遺体だとの見方を示している。

 ロワアンリ氏はAFPに対し、「ナポレオンの臨終の顔とされる偽物のマスクの公開はやめた方が良い」と語る。

 同件に関して軍事博物館を所管する仏国防省からは、コメントを得られていない。(c)AFP

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