【8月11日 AFP】旧東ドイツの脚本家で映画監督のウルリヒ・プレンツドルフ(Ulrich Plenzdorf、72)が9日、長い闘病の末にベルリンの病院で亡くなったことがベルリン芸術アカデミー(Berlin Academy of Arts)によって明らかになった。

 『若きWのあらたな悩み(原題:Die neuen Leiden des jungen W.、英題:The New Sufferings of Young W.%%)』(1972年)でプレンツドルフは名声を浴びた。社会主義体制下、東ドイツの若者の成長物語を描いた同書は30か国語に翻訳されミリオンセラーとなった。

 またプレンツドルフはスタジオ・バベルスベルク(Studio Babelsberg)で脚本を学び、東ドイツの若い男女の恋愛を描いた1973年のカルト映画『パウルとパウラの伝説(原題Die Legende von Paul und Paula、英題:The Legend of Paul and Paula)』の脚本を手掛け、東ドイツを代表する映画となった。(c)AFP