【7月10日 AFP】パリは世界最多の観光客数を誇る一方、観光客への態度が最も冷たい都市の1つ。そんな調査結果を受けたパリは9日、外国人観光客向けに「ちょっとした作戦」を仕掛けた。
市場調査会社Global Market Instituteが60都市を対象に行った調査によると、パリはロンドン、ローマをしのぎ、訪れる観光客の数は世界一だった反面、もてなしの面では52位に落ち込んだ。
そこでパリのベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoe)市長は、観光客のお金だけでなく心もつかもうと、エッフェル塔(Eiffle Tower)で「パリ市民と観光客のための憲章」と題したフランス語と英語のリーフレットを配布した。
憲章では、パリ市民は「観光客への情報提供にもっと時間を割く」ことや「受け答えに外国語能力を生かす」ことが求められており、一方の観光客は「パリ市民のライフスタイルを経験する」ことや「フランス製品を利用できる機会を有効に使う」こと、「街を大切にし公共交通を利用する」ことが求められている。
もてなしの面では厳しい評価を受けたパリだが、パリ観光局(Paris Tourism Office)がウェブサイト(www.parisinfo.com)上でアンケートを実施したところ2837件の回答があり、97%がまたパリを訪れたいと考えていることが分かった。
同局のPaul Roll局長は今回のキャンペーンについて、「横柄なパリ市民という固定概念を打ち砕くと同時に、観光がいかに市民にとって重要かを知らせることが目的だ」と語る。パリで働く人々の20%が、何らかの形で観光産業に携わっているという。
同局の統計によると、2006年にパリを訪れた観光客は1630万人、うち970万人が外国人だった。外国人観光客の数は今後も増加が予想され、2020年までには年間2000万人に達する見通しだという。(c)AFP
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