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危機にひんする文化遺産、「人間の活動が最大の脅威」

  • 2007年06月07日 06:56 発信地:ニューヨーク/米国
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2003年7月12日、アリゾナ州(Arizona)キングマン(Kingman)付近の道路に付けられた「ヒストリック・ルート・66(Historic Route 66)」のマーク。(c)AFP/Robyn BECK

【6月7日 AFP】建築物や美術品の保存などを行っている非営利団体「世界記念物基金(The World Monuments FundWMF)」は6日、世界中で最も危機にひんしているとされる文化遺産100か所を掲載した2008年版監視リスト「World Monuments Watch List」を公表した。

 リストには米国の「ルート66(Route 66)」やイラクの複数の遺跡も含まれているが、これらは気候変動、紛争、都市開発、無制限の観光開発といった人為的脅威にさらされた結果によるものとみられており、同基金の報告書によると文化遺産にとって人間の活動が最大の脅威となっているという。

 同基金のBonnie Burnham理事長は、「ただし、わたしたち人間は被害を与えるだけでなく、修復する能力も兼ね備えている」と強調する。

 リストに挙げられた文化遺産のうち最も有名なのはペルーのマチュピチュ(Machu Picchu)で、同財団によると無制限で無計画な観光による被害だとされ、同様に18世紀に建造されたロシアのサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)の街並みも高層ビルの建築構想により危機にさらされているという。

 ほかにも1920-30年代に建造された中国の上海(Shanghai)の旧市街やシリアのダマスカス(Damascus)でも、近代開発に押され歴史的建造物が姿を消していっている。

 この監視リストは、考古学、建築、美術史、文化財保存の専門家らによる国際会議で編さんされた。(c)AFP
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